任天堂、ゼルダのデビュー作とマリオ映画で利益を記録へ

（ブルームバーグ） -- 任天堂は、最新作「ゼルダの伝説」ゲームの発売成功でゲーム機「スイッチ」の売り上げが伸び、第１・四半期利益が過去最高を更新した。

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京都に本拠を置く同社は、営業利益が1,854億4,000万円（13億ドル）と報告し、アナリスト予想や2020年に記録した4～6月期の過去最高額である1,447億円を上回った。売上高は4,613億4,000万円で、前年同期比50％増加した。。

この有力者たちに力を与えたのは、5 月に広く批評家から高い評価を得てリリースされた『ゼルダの伝説涙の王国』です。最新作は最初の3日間で1,000万本以上を販売し、すでに1,851万本でSwitch史上9番目に売れたタイトルであると同社は木曜日に発表した。『スーパーマリオブラザーズ』映画も任天堂のライセンス料をほぼ3倍にするのに貢献し、公開以来の全世界での興行収入は13億5000万ドルとなった。

任天堂は、営業利益4,500億円、売上高1兆4,500億円という会計年度予想を維持したが、その3分の1以上を最初の3カ月で得た。同社によると、2023年6月までの1年間のプレイユーザー数は1億1600万人と過去最高を記録した。

業界アナリストのセルカン・トト氏は、「ゼルダのゲームには脚色があり、2024年まで売れ続けるだろう」と述べた。「マリオ映画の場合、任天堂はパートナーであるイルミネーションとの契約から、典型的なハリウッドの基準よりも多くの収益を絞り出すことができたようだ。」

同社にとっての未解決の問題は、勢いを維持するために今後数カ月間にどのようなさらなる措置を講じるかだ。同社は3月までの会計年度の残りの目玉ゲームを発表しておらず、重要な年末商戦に向けて確立されたタイトルに依存している。ライバルのゲーム機メーカーであるソニーグループとマイクロソフトは、豊富なハードウェアの供給と大型ゲームのリリースを準備し、この時期に向けて準備を進めている。

ブルームバーグ情報機関の発言

任天堂の第1四半期純利益が57%を上回ったことは、スイッチの売上高に牽引されている同社自身の暗い内部ガイダンスにも関わらず、ゼルダの記録的な売上がスイッチメーカーの2024年度利益をコンセンサスを一桁パーセント上回る可能性があるという我々の見方を裏付けている。成熟度とソフトゲームパイプライン。『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』は、最初の 2 か月で前作の最初の 4 年間の売り上げを上回りました。

—Nathan Naidu、BI アナリスト

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Switchは2017年に発売され、任天堂の古川俊太郎社長はその勢いを維持するのは簡単ではないと述べた。ソニーとマイクロソフトがハードウェアを刷新してから2年以上が経過しているが、同社はこれまで主力ゲーム機の後継機について議論することを拒否してきた。

(BI アナリストの発言を追加して更新します)

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